ヒートポンプと冷蔵システム向けの熱交換器では、世界全体の需要が急成長しています。AP&T では、この結果、熱交換器プレート製造向けのターンキー生産ラインの需要が拡大しています。これらのラインの一部に AP&T の油圧式サーボプレス機が含まれていますが、この油圧式プレス機は従来型のものと比べ、消費エネルギーが最大70%カットされます。
「当社の油圧式サーボプレス機はエネルギー消費が少ないことで、財務面でも、環境面でも、熱交換器プレートのメーカーにとって関心が高い選択肢となっている。」と、AP&T プレス機のプロダクトマネージャ マイケル・カールソン(Mikael Karlsson)氏は述べています。
油圧式サーボプレス機は、エネルギー消費が低いこと以外に、非常に静かなのも特徴です。また、油圧オイルの必要量は、従来型の油圧式プレス機と比べ1/10程度にすぎません。
AP&T のターンキーラインには、例えば、コイルフィード、スタッキング、デスタッキング、矯正、切削およびエンボス加工等に必要な設備がすべて含まれます.。
「私たちは、実証済の標準コンポーネント登載の完全な全自動ソリューションを提供しているが、これは、あらゆる条件で、全体で最適に動作するようデザインされている。このセグメントの生産率は高く、製造は24時間体制で行っており、これが、運転の安定性と機械の可用性において、大きな需要を生み出している。」
このセグメントでは AP&T 顧客企業の大部分は、ブレージング熱交換器プレートを製造しています。ただ、当社も、かなり大きなプレス力が必要な、大規模なガスケット熱交換器プレート生産向けの設備を供給しています。
「私たちは、1980年代以降、あらゆる種類の熱交換器プレートの生産ソリューションを開発し、幅広く、深い総合サービスを提供している。One Responsible Partner® として、私たちは常に、設備のライフサイクル全体で高効率な生産に対応する適切な条件を顧客に提供するよう努めている。高品質、高エネルギー効率の製品、サービス最適化と、一人ひとりの真剣な取り組みあってこそ、この実現が可能になる。」と、カールソン(Karlsson)氏。
ファクト
- ブレージングまたはガスケット熱交換器プレート用完全生産ライン。
- 実証済の標準モジュールをベースとするコンセプトで、高い可能性を実現。
- 短いサイクルタイム、材料の効果的な利用、高い再現精度によるプロセス。