
課題山積でも成功の年
2022年は、さまざまな分野で大きな課題が山積し、多事多難な年でした。材料およびエネルギー価格の上昇、納期の長期化および全般的に高インフレ。当社の事業はこれらすべての影響を受けました。しかし、このような課題すべてがある中で、幸い、当社は、受注額では昨年の数値と同程度のプラス成長を見せています。
これらのプラスの数値から、いくつかのことが見出されます。熱交換器プレート製造を行う生産ラインで強い需要増があること、およびホットスタンピング向けの生産ソリューションで売上が堅調なことなどです。ファイバー成形への投資も、回収しはじめています。ここでは、プラスチック製品と持続可能なバイオベース代替物との入れ替えを集中的に行う、顧客との興味深い協力がいくつかあります。サービス面では、ライフサイクル全体で高い技術可用性と性能を実現するサービス契約の提供を引き続き開発してきました。同じ目的で、当社を利用して旧式の AP&T マシンの最新標準へのアップグレードおよび最適化を選択する顧客が増えています。すなわち、当社は引き続き One Responsible Partner® への取り組みを柱に据えることに努力しています。
2022年は、比較的自由な移動が再開できるようになった年でもあり、そのことで当然、既存マシンの保守から新規および既存顧客との会合まで、あらゆる活動がしやすくなっています。ただ、感染拡大の経験から、現地あるいはリモートで対応できることがたくさんあることが分かります。例えば、中国の当社従業員は、ロックダウンが続く中にあってもなお、顧客支援ですばらしい実績を残しています。
経済情勢はいまだ先細りしているかにみえますが、未来を信じ、利益や成功が見込まれる顧客との協力に希望を持ち、2023年を迎えようとしています。
今年も、本当にありがとうございました!