デンマーク・オールボーの Mekoprint Mechanics 社は AP&T 社に新規プレスラインを発注、2022年納入および設置予定。同社にとって AP&T 社からは 3基目となる新規ラインの導入により、生産容量を拡大するにとどまらず、大型の金属部品の製造も可能になります。
「一時期、当社製品の需要変動が激しいときがあったが、その後、多くのお客様からの需要が大きく回復している。当社は生産容量の拡大と競争力強化に向け、新しい施設や機械に多大な投資を行った。その中で新しい AP&T 生産ラインの持つ役割は大きい。」と、Mekoprint Mechanics 社テクノロジー・プロダクトマネージャのカールステン・J・メラー(Karsten J. Møller)氏は述べています。
Mekoprint Mechanics 社は、グローバル市場において各業界の多数の企業向けにキャビネット、シャーシ部品、フロントパネルおよびその他金属部品やコンポーネントを製造しています。同社は現在、オールボーの施設敷地の面積を 2,500 m2 から 19,000 m2 に拡幅する一方、板金コンポーネント成形に向け、AP&T 社の新規、多機能生産金属コンポーネントへの投資を行っています。2022年秋に設置予定の新規ラインには、500 トンのプレス力があるプレス機、1900 x 1600 mm プレステーブル、および搬送用 SpeedFeeder が含まれています。今回の注文には、2年間完全サービスとメンテナンスも付属しています。
ちょうど3年少し前、同社では同様のラインを設置していますが、2019年には、これに別のプレス機が追加されています。ただ、AP&T 社では、それよりさらに以前に Mekoprint 社に機器を納入しています。
「当社は数十年にわたる協力の結果、AP&T 社が当社の信頼性、柔軟性および生産性に対するニーズに見合うテクノロジーを提供できることに大きな信頼を寄せた。 地域のサービスを迅速に利用できるのも、当社には大きな魅力だ。」と、メラー(Møller)氏。
「Mekoprint 社は今、将来に向けた投資を行っており、AP&T 社はその拡張計画の一部になっているのはすばらしいことだ。」 と、AP&T 社キーアカウント 兼 エリアセールスマネージャ のピーター・カールソン(Peter Karlsson)氏は述べています。
新規生産ライン概要
- 500 トンのプレス力 (メインシリンダー 500 トン、クッションシリンダー 250 トン、第 3 シリンダー 50 トン) の油圧プレス機、1900 x 1600 mm プレステーブルおよび搬送用 SpeedFeeder で構成。
- コイルまたはブランクからのコンポーネントの成形/パンチング加工用。
- 2年間のサービスとメンテナンス付属。
Mekoprint Mechanics 社概要
- 各種材料のキャビネット、シャーシ部品およびフロントパネルをさまざまな業界向けの多数の最終製品用に製造。
- 各種板金加工テクノロジーを活用する各種機械設備がある工業団地。
- デンマーク・オールボーに敷地面積 約 19,000 m2 の生産施設。
- 1954年創業の Mekoprint グループ加盟企業。