6月初旬の米ミシガン州のDiversified Tooling Groupで行われた、AP&Tの新しいホットスタンプラインの導入イベントには、世界の自動車産業から200名を超える代表が集まりました。この新しいラインは、ツールおよび製造前の開発とテストに使用される予定で、AP&TとDTGの提携事業の重要なパートを占めます。
「AP&T社の熱間成形ラインとPrima社のLaserNextを増設した、当社の新しいアメリカン・ツーリング・センターのオープニングセレモニーは、「招待者限定」の軽量化技術会議も同時に開催されるなど、期待以上の成果を上げました。北米、欧州、アジアの出席者には当社の発展と最も新しい投資を体感して頂けただけではなく、さらに高性能の車両構造を製造するための先端素材と製造方式についての、最新の技術情報も提供できました。」このように感想を述べるのは、Diversified Tooling GroupのJohn J. Basso社長です
AP&Tにとって、米国の大手プレス金型メーカーDiversified Tooling Groupとの提携は、戦略的に非常に重要です。北米市場で金型の専門知識を高め、さらにお客様に納入されるホットスタンプ製品を強化する目標を共同で掲げています。同社のラインには、AP&Tの1,200tプレス、AP&T製のフィーダー装置付多段炉(Multilayer Feeder Furnace)が設置され、製造前および少量製造用の自動機が追加されています。このホットスタンプラインは、基本的に、AP&Tのスウェーデン、ウルリスハムのR&Dセンターのラインと同一です。
「オープニングセレモニーに参加し、コンポーネントメーカーとOEMの関心がいかに高いかを実感できて、非常に有意義でした」とAP&TのR&DチームMartin Skrikerud博士は述べています。